お題「邦画でも洋画でもアニメでも、泣けた!というレベルではなく、号泣した映画を教えてください。」
タイタニックは何回映画館に足を運んだことか。
見るたびに泣けるシーンが変わるんですよね。
周りがみんな泣いてるので、私も遠慮無く泣くことができました🤣
マディソン郡の橋は、映画館では見たことが無く、TVでやっていたのを見ました。
フランチェスカとロバートの雨の中の永遠の別れになるシーンは、何回見ても号泣もの。
お互いに運命の人だとわかってる。
でも、彼女にはすでに家庭があり、子供もいて、平凡だけれども、幸せな生活を送っていた。
平凡な日常の中に突然やってきた嵐。
この愛は本物か?
彼は世界中を飛び回るカメラマンで、あちこちに女性がいる。
自分もその中の一人ではないのか?
彼について行って後悔しないだろうか?
でも、私がいなくなってしまったら、家族はどうなるのか。
口さがない田舎町、妻が家族を家庭を捨てて出て行ったら、彼らはこの町では生きていけなくなるかもしれない。
迷いに迷い、悩みに悩んだ挙げ句、彼女は残ることを選んだ。
その後、お互いが連絡を取り合うことすら無かったけれど、ロバートとの運命の出会いは彼女の心の支えとなったと思う。
そして、年老いたある日、ロバートの弁護士から遺品が送られてくる。
やはり私たちの愛は本物だった。
家族には心を捧げて生きてきた、だからこの身(遺灰)だけはロバートと一緒にしてくれと遺言を残してフランチェスカも亡くなる。
死してやっと愛する人と一緒になることができた。
この映画が公開されたとき、私は31歳だったけれど、見たのはもうちょっと先だったはず。
一緒になった人が、本当に自分の運命の人なのか・・・それはわからない。
フランチェスカも映画の中で、一緒になったらうまくいかなくなるかもしれない、と言っているように、本物だと思っても違うかもしれない。
4日間の濃密な時間で終わったからこそ、一生忘れられず、思い続け、生きる・心の支えとなり得たのかもしれない。
欲望と理性の間で揺れるフランチェスカの気持ちは、痛いほどわかる。
一緒になることはかなわなかったけれど、運命の人と出会えること、そういう人だとわかること自体、そうそうあることでは無い気がする。
4日間で終わったからそう思えるだけなのか、本当にそうなのか。
でも、本人がそうだと信じるのなら、それでいいと思う。
二人の男性に愛され、子供たちにも愛され、彼女は幸せだったと思う。
思いを共有できる友もできたし。
最近見ていなかったけれど、久々に見たくなりました。
30代の頃と今とでは感じ方や感動するシーンが変わってるかもしれませんね。